芽かき
2021.4.27
去年のぶどうができた枝(結果母枝といいます)から、芽がでています。プロ農家の方々は、冬に行う剪定により、残す芽を2つ程度にします。
弱い芽であれば美味しいぶどうはできないので、芽を多めに残しておきました。 (プロ農家の方々のような見極めはなかなか難しいです)
今、芽が大きくなるこの時期が、芽かきによって強い芽を残す最後のチャンスです。この時期のぶどうの芽は、木の養分を吸収して成長するので、必要以上に残すと木を弱らせる原因になります。
上の写真は、デラウェアの芽です。4つの芽のうち、どれを残すか思案です。
真ん中の2本は、とても元気です。 (でも、あまりに元気すぎると、芽の成長に養分がいきすぎてぶどうの房に養分が十分に届かないこともあります)
左は、ようやく芽が出てきたところです。右は、花穂(ぶどうの房)は出ていませんが、葉が元気です。
芽はこれから2メートルほど伸びて、葉の数も増え、大きくなります。他の枝の葉と重なると陽あたりも良くないので、芽の向きから収穫時の成長の姿をイメージします。
どの芽を残すか、うーん、やっぱり迷います。
残した芽は、それぞれぶどうの房をたくさん実らせますが、収穫までに、糖度を凝縮して甘くするため、2つ程度にします。迷いは尽きません‥。
でも、ぶどうの成長を日々、体感するのは楽しいです。