さともり活動9、10回目(1.26、2.23)

昨年6月より、竹の伐採と古い竹の引き上げをする さともり活動(竹林整備)を行なっています。
戦前は日本一のぶどうの産地であった大阪・柏原市においても、後継者がいなくて放置竹林になったエリアがたくさんあります。
そのような竹林では太陽の光が入らないため、元気のない細い竹が乱立しています。
さらに年月が経つと倒れて、道路を塞いだり土砂崩れの原因になることがあります。CO2の排出源にもなっています。
ディーセント・ファーム かしわらは、これまで長年にわたり活動されている、地域ボランティア団体「河内竹工房」さん、「山と川」さんの仲間に入れていただき、さともり活動を行なっています。対象エリアは柏原市大県の山中にある2地域の竹林約1ha。これから3年間かけて順次整備を進めます。林野庁助成事業の対象にしていただけました。
第9回目となる1月26日(日)は、竹の伐採を中心に行いました。
安全な距離を保ちながら竹を次々にノコギリで伐採します。ドスンと地響きする竹を運びやすいように輪切りにして、先端の枝をハサミなどで切り落とします。水分を含んでズッシリと重いです。リレー方式で運びあげます。寒い冬でも汗がびっしりと出ます。
第10回目となる2月23日(日)は、長年にわたって残置された竹の引き上げを中心に行いました。
カビが生えたり雨水が溜まっている朽ちた竹を運ぶことは、決して気持ちのいいものでありませんが、みんなでリレー方式で運びあげます。
多くの竹林では伐採しても、そのまま残置されることが多いです。ましてや枯れた竹を引き上げることは少ないです。
さともり活動では、そのような竹を引き上げ竹林を綺麗にするだけでなく、バイオ炭にして農地を元気にしています。
林野庁助成事業においてご指導いただいているMさんから、「このような取り組みは全国的にも稀有であり、しっかり竹林整備を続けるように」と言っていただけました。
さともり活動は10回目で今年度の最終回となりました。
竹の伐採や谷底からの引き上げはとてもしんどい作業です。
全員80歳代の竹工房さんは、主に熟練の技を生かして難しい道路際を、若手?中心の山と川さん、ディーセント・ファーム かしわらは、谷底側の伐採・引き上げなど、役割分担しながら安全第一に無理せず活動をしています。
来年度も引き続き竹林整備をしようと思います。どうぞよろしくお願いします。
9回目(1.26)
作業前
作業中
作業後
10回目(2.23)
作業前
作業中
作業後