医学モデルと社会モデル
(草刈り・整地工事中の拡張エリア)
2023.1.29
障がい者の方々への支援については、これまで「医学モデル」として、障がいは本人固有の問題であるとして、それを克服するものとされていました。
今では、障がいは社会全体の問題であるとして捉え, 自立に繋げる「社会モデル」が主流となってきています。 社会モデルは, 2006年制定の障害者権利条約において定義されたものであり, これまでの医学モデル主体の障害者施策に新たな方向性を示されました。
例えば、手すりや段差解消のスロープ、エレベーターなどが多くの場所に設置され、身体に障がいのある方々が電車に乗れば電鉄会社による乗降支援も日常となっています。
まだまだ十分ではありませんが、障がい者の方々を社会全体で支えることがますます重要となってきます。
ディーセント・ファーム かしわら としても、これから障がい者の方々が働く事業所を開設します。その際、ぶどう作業などを行うには、わかりやすいイラストの作業テキストを用意します。
また、これから開設する第2ファームの拡張エリアなどにおいてもバリアフリーな環境を整備して、社会モデルとして、誰もが過ごしやすい楽しい場となるユニバーサル農園の実現に向けてひとつひとつ取り組んでいきます。