日本財団 就労支援フォーラムNIPPON 2022

2022.12.25

   12月17日(土)18日(日)、東京ビッグサイトで開催された日本財団主催「就労支援フォーラムNIPPON2022」に参加しました。

当フォーラムでは、生きづらさを抱える人々に対し今後どのように就労機会を提供するのか、新型コロナ感染症の中で、「この3年間を無駄にしなかった者たち」をスローガンに、加藤厚生労働大臣をはじめとする行政関係者、「障害者の経済学」などの著書がある中島隆信氏(慶応大学教授)ら研究者の方々の基調講演や 8つの実践的な分科会が開催されていました。

18日の分科会( 障害者就業・生活支援センターの在り方を考える)   では、酒井所長( 大阪市職業リハビリテーションセンター)が、全国就労支援ネットワークを代表して、全国のセンターの現状調査結果に基づく課題などについてとても分かりやすく解説されていました。

障害者就業・生活支援センターは障がい者の方々を就労に繋げるために重要な役割が求められる機関です。先進的な2つのセンターの取り組み発表と併せて、とても示唆に富んだ分科会でした。

酒井所長には特定非営利活動法人  ディーセント・ファーム かしわら の副代表をお願いしています。これからの法人運営においても、酒井所長の多様なご経験からの助言を引き続きいただきたいです。

当フォーラムでは、東京都の小池知事や宮城県村井知事、福岡県の奥田知事も参加され、それぞれ自治体における就労支援の取り組みを発表されていました。

とりわけ、東京都における「ソーシャルファーム」支援制度による、従来の公的支援に依拠しない社会的企業の立ち上げを支援する取り組みは、とても興味深かったです。

具体には、一般社団法人 アプローズが南青山で障がい者やシングルマザーなどを社員としてフラワーショップを開設し、ビジネスとして成功している事例などをお聞きしました。今後のディーセント・ファーム かしわら の展開に学ぶことがたくさんありました。

(分科会で発表する酒井所長、一番右)

2022.12.20

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