ニート・引きこもり等の人々への就農に向けた組織的支援 の抱える課題について

いま、ニート・引きこもり等の人々は、全国で約145万人いると言われています。
2024年に改訂された国の農福連携等推進ビジョンにおいて、障がい者だけでなく、ニート・引きこもりの人々や生活困窮者などを新たに対象としたところです。
これまで体験農園の利用や施設外就労、農園ボランテイアなどを通じて、障がい者をはじめ数多くの方々にディーセント・ファーム かしわらへお越しいただきました。
農作業には人々を開放的にし、汗をかくことによってリフレッシュできる、コミュニケーションが広がるなど多くの効果があることを実感しています。
ただし、障がい者を支援する組織には訓練等給付費などの公的支援がありますが、ニート・引きこもりの人々を支援する体制は十分とは言えません。
ディーセント・ファーム かしわらは、これから障がい者をはじめニート・引きこもりの人々や生活困窮者の方々など多くの支援を要する人々のディーセント・ワークを実現する農園を目指しています。そのため、農作業を通じた就労に向けた準備支援をできないか検討しています。
下記論文(研究論文・査読あり)は、支援体制が十分とは言えないニート・引きこもりの人々を支援する組織の成立要件について、明らかにしようとするものです。
1章「はじめに」だけでも読んでいただけたら嬉しいです。
https://www.jstage.jst.go.jp/article/arfe/57/4/57_125/_pdf/-char/ja
(ディーセント・ファーム かしわらにお越しいただいたたくさんの方々)
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