摂南大学農学部で講義しました!
9月19日(金)摂南大学農学部食農ビジネス学科北川太一教授の 「農村コミュニティビジネス論」において講義する機会をいただきました。
摂南大学農学部は、2020年4月に開設した大阪初の私立学校設立の農学部です。北川先生は僕が6年前、地域農林経済学会で研究発表した時の座長で、それ以来お付き合いいただいています。昨年に続いてこのような機会をいただきました。
講義のテーマは「農福連携の推進-社会的企業からの考察-」です。
農福連携の推進を、社会的企業からどのようにとらえるのか、ディーセント・ファーム かしわらを事例に講義をさせていただきました。
特に収支均衡を図り発展する「事業性」と障がい者の方々をしっかり支援する「社会性」について、時に「二律背反」となることについてどう対応するのかという点です。
社会的企業論では「革新性」として様々な「マネジメット」を行うことにより二律背反ではなく、むしろ事業性が高まるとされています。この点についてこれまでの実践から説明しました。
まだ実現できていないところもたくさんありますが、さまざまな工夫(地域イベントなどを通じたネットワークの構築や作業マニュアルの作成、各種助成金の獲得など)を加えながら収支均衡を図り、障がい者の方々が着実にできることが増え・成長することを体感できる農福連携のやりがいについて説明しました。
講義のあと、起業をめざす学生たちから資金調達や農地賃借するにはどうするのか、困った時に具体にどのように対応したかなどの質問いただきました。
今も課題山積で日々取り組んでいるが、一番重要なことは地域の人々や友人、先輩など多くの方々に応援いただけたこととお答えしました。
学生さんとの議論が楽しい90分でした。時間の都合もあり、後日リアクションペーパにて提言をいただける予定です。若い斬新な意見やどのような発想がでてくるのか、とても楽しみです。 このような機会をいただいた北川先生ありがとうございました。