摂南大学農学部食農ビジネス学科で講義しました
10月4日(金)摂南大学農学部食農ビジネス学科北川太一教授の 「農村コミュニティビジネス論」において講義する機会をいただきました。
摂南大学農学部は、2020年4月に開設した大阪初の私立学校設立の農学部です。北川先生は僕が5年前、地域農林経済学会で研究発表した時の座長で、それ以来お付き合いいただいています。昨年に続いてこのような機会をいただきました。
講義のテーマは、社会的課題をコミュニティビジネスの力によってどのように解決するかです。
農福連携に取り組むディーセント・ファーム かしわらの経営課題に触れながら、これから取り組む「大阪・かしわら竹炭プロジェクト」をテーマとしました。 このプロジェクトは、放置竹林の解消や障がい者や生活困窮者などの方々の経済的自立を炭つくりを通じてめざしています。とりわけバイオ炭は農地の土壌改良やCO2削減に繋げることが可能です。 このビジネスモデルを持続可能なものとするには、バイオ炭の販路が不可欠です。しかしながら、現時点ではマーケットとして十分に成立できていません。
どうすれば成立し得るのか、みなさんに考えていただきました。 学生さんからは、ビジネスモデルとして成立するには、バイオ炭をつくる経費やカーボンを節約することが重要であり、竹を伐採する場所と製炭施設との距離をできるだけ近くにすべきではないかなど具体的な指摘をいただきました。
時間の都合上もあり、学生さん達にはリアクションペーパにて提言をいただける予定です。若い斬新な意見やどのような発想がでてくるのか、とても楽しみです。 このような機会をいただいた北川先生ありがとうございました。