学びの1週間

 (コマツナの収穫 豊田先生)

9月9日(月)から13日(金)までの5日間、茨城県水戸市と福井県芦原温泉町に行ってきました。

9日から12日までは、茨城県水戸市にある農林水産省の農林水産研修所 水戸ほ場において「農福連携技術支援者育成研修」に参加しました。農福連携にかかる専門人材を育成するための研修で、基本的な概論など11時間のオンライン学習を経た上での参加です。この段階ですでにヘトヘトになりましたが‥

実践研修においては、兵庫県立大学の緑環境景観マネジメント研究科の豊田先生が策定された「淡路式農作業分析表」により、セルトレイへの播種や小松菜の収穫、草かりなどの農作業を行いました。このような農作業を通じて、個々の作業の困難度などを測定し、改善するにはどのような点に配慮すべきかなど一つ一つ検証しました。

12日の夜に、福井県芦原温泉町で開催されたヤマト福祉財団主宰の農福連携実践塾(ぶどう)の成果発表会に参加しました。会場到着は21時頃になりましたが、久しぶりにお会いする実践塾の仲間と楽しく懇親しました。13 日は、実践塾での学びの成果を約20分発表しました。山内理事長、塾長の熊田先生、ピアファーム林先生、共に学んだ仲間などを前に発表です。とても緊張しましたが、教えていただいとことをどのように実践しているか、これからの展望も含めて説明しました。

昨晩、久しぶりに帰ってきましたが、農林水産省の農福連携実務者研修では、障がい者の方々への支援にあたって、個々の農作業の難易度を計測し、事業所として提供しうる農作業の鳥瞰図を作成することを学びました。そのことによって、ディーセント・ファーム かしわらとしてより良い支援をするための、農作業の内容や改善点を把握できます。

ヤマト福祉財団での実践塾では、障がい者の方々に、より多くの工賃を支給するためには、とりわけ会計上の数字が表すものをしっかりと把握・分析して、何をやめて何を守るか、経営決断する重要性を学びました。

また、このような学びを通じて、同じ目標に向かって取り組む多くの仲間と知り合い、交流できたことはとても得難いことです。

いつまでも暑いですが、今日から一つ一つできることから実践します。

このような機会を与えていただいた、農林水産省都市農村交流課農福連携推進室、農林水産研修所 水戸ほ場や、ヤマト福祉財団の皆さまに深く感謝いたします。

 (水戸ほ場での研修)

(ヤマト福祉財団での成果発表)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA