関西福祉科学大学福祉創造学科の皆さん
関西福祉科学大学社会福祉学部福祉創造学科3年、4名の学生さんがインターンシップとしてお越しいただきました。8月21日から26日までの土日を除く4日間、9時から12時30分まで、共に農作業をしました。関西福祉科学大学は柏原市に所在している大学であり、主に福祉人材を育成されています。
4名のうち、守口くんと大城くんはハンドボール部です。農作業の後にも毎日練習がありました。関西1部リーグに所属し、全国的にも強豪チームです。田中くんと松岡くんはそれぞれアルバイトをしながら、学業との両立に日々頑張っておられます。一見、今風の若者ですが、とても純粋で優しい青年たちです。
インターンシップとして、農作業の基本である草刈、水やり、土づくり(耕運)に加えて、ディーセント・ファーム かしわらの特徴である、炭作りを経験していただきました。
初日は、水やりです。野菜それぞれの根本に水溜りができるくらい丁寧に撒くことが重要です。約1時間をかけてたっぷり水やりしてもらいました。
2日目、3日目は炭つくりです。柏原市大県山中にある南口さんの竹林でバイオ炭づくりをしました。竹林においてある朽ちた竹を引き上げ、それぞれ無煙炭化器に入る大きさに切ります。あとは竹をどんどん入れるだけです。栗の実がたくさん落ちていましたが、南口さんのご好意で焼き栗を作ることができました。少し時期は早いものの、とても香ばしい自然の味をいただきました。
3日目は、四條畷むろいけ園地にある製炭炉で竹炭を焼きました。400度設定で点火しました。焼き上がるまでの間、次の製炭のため、金槌を手にコツコツと竹の節を落とす作業をしていただきました。残念ながら帰る時間までに炭は焼けなかったけど、出来上がりの炭を次回お渡ししますね。
最終日は、無煙炭化器でつくったバイオ炭を肥料と一緒にハタケ一面に撒いて、耕運機で耕しました。11月に実施するバイオ炭農園のオープニングイベントでは、地域の小学生にとうもろこしの収穫体験をしてもらう予定です。4日間の中での一番暑かったですが、休憩をとりながら耕運機もうまく操作してバイオ炭農園の基礎をつくってくれました。
若い学生との交流はとても楽しく、たくさんの学びがありました。インターンシップ講座を指導されている山口 先生がおっしゃるように「チャーミンングで伸びしろ無限大の学生」さんです。肩の力は入ってないけど、仕事の説明はすぐに理解できる吸収力がありました。現代っ子タイプだけど、挨拶もちゃんとできる。ディーセント・ファーム かしわらで一緒に仕事をしたいと思える若者でした。
福祉には社会福祉業界だけでなく、幅広い活躍のフィールドがあります。4名の皆さんは資格取得だけではなく、福祉マインドをもとに一般企業への就職も考えているとのこと。関西福祉科学大学で育成される人材の中には、福祉と農業のコラボに興味を持つ学生さんもおられると思います。今回の交流を機会に、関西福祉科学大学と連携して農福連携人材の育成に繋げることができたらいいなと感じました。
今回ともに作業した皆さんには、農業は決して楽ではないけど、それを上回る楽しさがあることを少しでも理解してもらえたら嬉しいです。
秋には、一緒にバーベキューをしましょうね。また、農園にお越しください。
最後に、本インターンシップをコーディネートいただいたタントまちづくり事業部の濱口さま、貴重な経験をさせていただきありがとうございました。
1日目 水やり
2日目 バイオ炭作り
3日目 製炭炉で竹炭作り
(かつての同僚原野さんも応援に来てくれました)
4日目 バイオ炭農園の耕運
(モッチーさん)