JA全農大分 ーニート・引きこもり等の人々ー
2021.5.14
全国の中山間地域では、人手不足で収穫もままならずに農業を諦めてしまう事例が数多くあります。外国人労働者に頼るにも、今はコロナでそれも難しい状況です。
JA全農大分は、このような農家を支援するために、2014年から「労働力支援事業」を始めました。「賃金日払い」、「自由な勤務時間」、「現場への送迎」の3点によって、農業に参加するハードルを大きく下げたのです。
また、いつでも仕事があることが重要であり、農閑期の仕事を増やすため、写真にあるキャベツを新たに作付指導しました。
その結果、2014年当初は、1,000人程度の利用者でしたが、今では年間20,000人を超えています。しかも、これまで、なかなか仕事に就けなかったニート・引きこもり等の人々が多くを占めています。
農家の人手不足が解消され、ニート・引きこもり等の人々も仕事に就くことができる。このようなシステムを構築したJA全農大分は素晴らしいです。
今、この仕組みをテーマに論文を書いていますが、大阪でもできたらと強く思います。