オランダ・ケアファーム

    2021.3.17

   2017年に全労済協会からの助成金をもとにオランダ・ケアファームを調査に行きました。

ケアファームでは、日本でいう介護保険を財源として、障がい者、認知症高齢者、生活困窮者、薬物中毒者など、多様な社会的に支援を必要とする人々が過ごしていました。また、開放的な農空間において、農作業を自分のペースでリラックスして行い、元気になっている様子を目の当たりにしました。

日本では、農作業を通じた働く場として事業所が運営されています。働くことを大事にする日本の農福連携は、国際的にも誇れるものですが、オランダ・ケアファームのように、ゆったりと過ごす居場所があり、元気になれる。そんなかたちもとても素晴らしいです。

「ディーセント・ファームかしわら」は、働くことによって経済的な支援に繫がることに加え、ゆったりできる「居場所」としてのファームもめざしたいと思っています。

(興味のある方は、オランダ・ケアファームについての論文をご覧ください)

農村と都市をむすぶ 2019.6月号 P27から37

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